『嫉妬はつねに他人との比較においてであり、
比較のないところに嫉妬はない』
フランシス・ベーコン (イギリスの哲学者・政治家)
幸せのヒント 「嫉妬と比較」
『妬みによって幸福になる人間はどこにもいない』 グラシアン
『ねたみ深い人は、他人に災いを与えたいと思い、
罰を受けずにそうできるときには必ずそうするだけでなく、
ねたみによって、われとわが身も不幸にしている。
自分の持っているものから喜びを引き出すかわりに、
他人が持っているものから苦しみを引き出している』 ラッセル
妬みは、不幸しか生まないのではないでしょうか。
『嫉妬する人はわけがあるから疑うんじゃないんです。
疑い深いから疑うんです』 シェークスピア
『憎しみは積極的不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、
嫉妬はすぐに憎しみに変わっても怪しむに足りない』 ゲーテ
「うらやましい」ぐらいならいいのでしょうが、妬む・憎むのは自分のためにやめたほうがいいでしょう。
『嫉妬はつねに他人との比較においてであり、
比較のないところに嫉妬はない』 ベーコン
『もし他人と比較して自分の方が幸福だと感じて、得意になる人があれば、
それは本当の幸福人でなく贋物の幸福人で、
自分より幸福なものを見ると嫉妬を起こすであろう。
対天的でなく対人的だからである』 武者小路実篤
人と自分を比較する考え方から、嫉妬や劣等感などの不幸は生まれるのでしょう。
『他人と比較してものを考える習慣は、
致命的な習慣である』 ラッセル
「比較は不幸になる考え方」です。
自分の不幸になる考え方は、早めに気づいて「こんなことを考えるのはよそう」とストップできればいいのです。
『人は人 我は我』
「人は人」と考えられるといいでしょう。
また、人の幸せをどう考えるかも重要です。人の幸せを微笑ましく思えるようになるといいでしょう。
そして、いちばん大事なのは「自分は自分」と思えるようになることだと思います。
「人は人(でいい)、自分は自分(でいい)」と考えられるようになり、人に左右されずに生きられるようになるといいのではないでしょうか。
世の中、上には上がいるものです。人と自分を比較をしていたら、自分より上の人と出会うたびに不幸になってしまいます。ましてや、人のいい面とだけ比較していたら、なおさらです。
また、自分にもいい面・恵まれているものがあることを知り、それを忘れないようにしたほうがいいでしょう。
◇ more hint! 「嫉妬してしまう」