『ふつうは歳をとったとか、モーロクしたとか、
あいつもだいぶボケたとかいうんだけど、
そういう言葉の代わりに、
「あいつもかなり老人力がついてきたな」
というふうにいうのである。
そうすると何だか、
歳をとることに積極性が出てきてなかなかいい』


赤瀬川原平  「老人力」より

幸せのヒント 「幸福力(幸せになる能力)をつける

 物事を、明るく、いいように考えられるといいのでしょう
 まずは、言葉の使い方からかもしれません

 幸せになるためには?
  何かを手に入れる? 目標を達成する? 成功する? 認められる?
  誰かと出会う? 何かを見つける? 何かを経験する? ・・・

 幸せになるためには、幸せになる能力を向上させる

 幸せになる能力とは、
  自分の幸せに気づく能力、幸福感を味わう能力、
  希望をもつ能力、自分が幸せになれることを企画し遂行する能力、
  夢をもって生きる能力、人を幸せにする能力、不幸にならない能力、
  不幸をいい経験とする能力、・・・。

 幸福度の年齢による変化は、世界的にはU字カーブだそうです(年齢と幸福度)。
 歳をとるにつれて幸せになっていける(老年的超越)のは、なぜなのでしょうか。

 将来の不安死の恐れは、高齢になると歳をとるほど薄れていくのかもしれません。
 否定的な感情が減り、あまり不幸にならないようになれるのも、幸せなことです。長寿の秘訣の一つに「くよくよしない」を挙げる人はけっこういます。

 穏やかな心気分よく生活する中で、幸せを感じられるようになるのは理想的だと思います。
 そのためには、日常の小さな幸せを感じられるようになることが大事でしょう。
 また、ないものではなく、あるもの(できないことではなく、できること/いない人ではなく、まわりにいる人)に楽しみや喜びや幸せを見出すことが肝心なのでしょう。

不幸を数えて暮らすより    幸せを数えて暮らそう

 「老年的超越」に必要なのは、生きる知恵幸せになる知恵)でしょうか? 達観や悟りのようなものでしょうか? あきらめでしょうか?
 いずれにしても、自分が生きていく中で学び、自分を育てていくことで、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけるといいのではないでしょうか。

歳をとることは 好好

 自分の幸せになる能力を向上させていけば、少しずつ幸せになっていけるのではないでしょうか。


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