『暑さ忘れて陰忘る』
「木陰で暑さをしのいでいた者が、
暑さが過ぎると木陰の有難さを忘れる。苦しい時が過ぎると
受けた恩の有難さも忘れてしまうこと」
幸せのヒント 「
“お蔭さま”の心を忘れない
」
猛暑の炎天下では、木陰に入れば暑さが緩和され、幾分でもラクに過ごせます。風があると、なおさらです。
そこで、木陰や風のことを「助かるなぁ」「ありがたいなぁ」などと思えれば、ちょっとは幸せな気もちになれるでしょう。
でも、暑さが去れば木陰の有難さを忘れてしまうのは、しかたのないことだと思います。
苦しい時、つらい時、困った時、飢えた時、病んだ時など、不幸な時に少しでも力になってくれる存在に「ありがたいなぁ」と思えることがあるでしょう。たとえば、苦しい時の励まし、つらい時の支え、困った時の助け、飢えた時の恵み、看病・・・。
でも、不幸な時が過ぎると、受けた恩をつい忘れてしまいがちです。
『
受けたご恩は石に刻み、かけた情けは水に流せ
』
『
恩を受けた人は、その恩を心にとめておかなければならない。
しかし、恩を与えた人は、それを覚えているべきではない』 キケロ
受けた恩の有難さを忘れないようにできるといいでしょう。
そのためには、不幸な時の恩恵に対する感謝の気もちをもち続けるように心がけることです。
その(人の)ことを時折思い起こし、「ありがとうございます」と心の中で感謝することです。
さらには、
感謝の気もちを力に
行動できるようになるといいでしょう。
“お蔭さま”の心を忘れない人間になれるといいのではないでしょうか。
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