『大いなる精神は静かに忍耐する』

シラー (ドイツの詩人・戯曲家)

幸せのヒント 「静かに忍耐

人間、忍耐や我慢が必要なこともあるでしょう
忍耐しつつ続けることで、成し遂げられることも多いでしょう
忍耐ができないために、うまくいかないこともあります

 肉体的な忍耐もありますが、精神的な忍耐のほうが比重が大きいのではないでしょうか。

 できることなら、つらい忍耐はしたくないものです。
 そのためには、「つらい」「苦しい」「イヤだ」などと思って忍耐するよりも、「(時には、ある程度)我慢するのは当たり前」などと思って、平然と静かに忍耐できたほうがいいのではないでしょうか。

 心静かに忍耐できる人は、大いなる精神の持ち主と言えるのでしょう。

 生きていく中では、我慢が必要な時もあります。ある程度我慢すれば済むことはたくさんあります。我慢ができないために、問題が大きくなってしまうことがあります。
 夢や目標をもった場合には、多少つらいことがあっても我慢して努力を続けることが大事でしょう。『継続は力なり』を支えるのが希望と忍耐です。

 “我慢”と言うと、「力を入れて耐える」イメージがありますが、「少し力を抜いてやり過ごす」ことができれば、我慢できたということになるのではないでしょうか。

 「つらい」「苦しい」「イヤだ、イヤだ」などと思いながらの我慢は、いっそう嫌な思いがし、時間も長く感じやすいでしょう。
 「こういうこともある。ある程度嫌な思いをするのはしかたがない。余計なことを考えずになんとかやり過ごそう」と考えたほうが我慢しやすいのではないでしょうか。

ハオハオとやり過ごそう

 我慢できないのは、つらい時に自分を責めるからかもしれません。それは、自分で自分をいじめているようなもので、我慢できないのもしかたありません。
 つらい時には「自分を助けよう」と考え、「(もう少し)頑張ろう」などの自分を励ます考え方や「このくらいなら、まだ平気」「大丈夫、大丈夫」「いつもなんとかなっているじゃないか」「(もっとつらい経験があるなら)あの時に比べたら、まだまし」などの自分の心を支える考え方などができるようになるといいでしょう。

 我慢強さ忍耐力を高めることができるといいでしょう。
 そのためには、まず、自分に対する考え方を変えることが自分を変える第一歩になるのではないでしょうか。


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