
『人の一生は重き荷物を負うて
遠き道をゆくがごとし』
『徳川家康』(山岡荘八/講談社文庫)より
幸せのヒント 「人生の道のりと荷物」
誰でも、何かしら荷物を持っているのでしょう。
荷物は、人生に必要なものなのかもしれません。
『人生は家康型なのです。
一歩上がれば、それだけ遠くが見えるようになるけれども、
一歩上がるのは容易じゃない、荷物を背負っているから。
しかし身体を動かさないと見えない風景は確実にある』 養老孟司
(「バカの壁」より)
山に登る前には、目の前の木々や家や道路しか見えません。
山に登れば、町並みが見えてくるでしょう。
登れば登るほど、遠くが見えるようになります。
すごく高い山に登れば、まわりの低い山の向こうに山々や海などが見えるかもしれません。
高い山の頂上に登れば、360度の絶景が見られるのではないでしょうか。
『重荷が人をつくるのじゃぞ。
身軽足軽では人は出来ぬ』 徳川家康
(『徳川家康』山岡荘八より)
「大変なことは自分を鍛えてくれる」とも考えられます。
ラクばかりしていると、自分を甘やかし、弱くしてしまいます。
弱くなると、それだけ苦しむことも多いでしょう。
と言っても、あまりつらいのはイヤだし、ラクする時もあったほうがいいのでしょう。
でも、どうせ苦労をするのなら、自分の幸せに結びつくこと、自分を成長させられることで苦労したいものです。
誰でも、何かしら荷物を持っているのだと思います(幸せが重荷になることもある)。
「重い、重い」「つらい、つらい」「イヤだ、イヤだ」などと 思っていると、荷物が余計に重く、つらく感じられるでしょう。
まわりの景色を楽しんだり、人と話をしたり、歌をうたったりしながらだと、荷物があることも忘れられるのではないでしょうか。
その前に、荷物をしっかりと身体に背負い、自分の身体の一部のように思えると、なおいいでしょう。荷物は(イヤがって)身体から離せば離すほど、身体のどこかに負担がかかり、重く感じられます。
慢性的な問題とうまくつきあっていく覚悟をし、悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。
『いろんなものを背負っている人は、辛い思いもするでしょうが、
それが生きていく強さになってくる』 役所広司
重荷を負うことで強くなれる、大変なことは自分を鍛えてくれる、とも考えられます。
ラクばかりしていると、自分を甘やかすことになってしまいます。自分を弱くし、苦しみやすくなってしまうのではないでしょうか。
重荷を置いて休むことも大事でしょう。
心を休めるためには、心の重荷をおろすことです。自分が抱えている悩みや問題、イヤな(人の)ことなどを頭の中から追い出せるといいのです。
そのためには、何かに集中することができるといいのです。気分がよくなれるものだと、なおいいでしょう。
一つの方法は、五感(視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚)に集中する方法です。たとえば、自然の美を見る、モーツアルトを聴く、香りに集中する、食べ物や飲み物を味わう、何かと触れあう・・・。
重苦しいことを考えないためには、何かに夢中になれるといいのではないでしょうか。
『私の人生の重荷は神の贈り物なので、この重荷をむしろ尊重して、
私自身のバネにしなくてはならない』 ヘレン・ケラー
人生の荷物は軽いほうがいいとも思います。余計な荷物はもたずに、自分に負える、自分に合った重さの荷物を選べるといいでしょう。
力がつけば、それにつれて少しずつ重い荷物ももてるようになるのではないでしょうか。
◇ more hint! 「悩みや問題があっても幸せに暮らせるようになるために」
「人生」に関する名言
『人生は全て次の二つから成り立っている。したいけど、・・・』 ゲーテ
『人生とは、人前でバイオリンを弾きながら、・・・』 サミュエル・バトラー
『本当に、人生って、川の流れのようなものよね。』 美空ひばり
『人生が二度あれば この人生が二度あれば』 井上陽水