『勝つことばかり知りて
負くることを知らざれば
害その身に至る』


徳川家康 「東照宮遺訓」より


幸せのヒント 「勝つばかりの問題、負ける価値

 勝つばかりでは問題があるのかもしれません
 負けることにも大きな価値があるということでしょうか

勝つこと、成功体験は、自信をつけ、
 成長するために必要なことでしょう。

勝つばかりの危険性
 有頂天になる、謙虚さが失われる、横暴になる、
 油断する、成長が止まる、・・・

負けることの価値
 負けるつらさがわかる、悔しさをバネに頑張れる、
 学べることが多い、今後の課題が見つかる、・・・

負ける体験をすることで、自ずと
 耐える力がつくことも大きいのではないでしょうか。

 『負ける練習、恥をさらす訓練、カッコの悪い体験を、
  できるだけ多く子供にさせておくことです』

 『子供がガマンをする体験、ガマンをする機会を、
  親自身の手でみんな取り上げてしまうのです。
  そしてわずかなことにもガマンのできない、ブレーキのきかない、
  我がまま放題な子供を作り上げておいて、
  しかもその子に<手を焼いて>いるというのが大方の現状です』
                 相田みつを 「にんげんだもの」より

ガマンできない人間になってしまうと、
 生きていくのは大変なのではないでしょうか。

また、負けること、恥をかくことを怖れすぎて、
 行動できなくなってしまうのも大きい問題でしょう。

 『子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、
 いつでも、なんでも
 手に入れられるようにしてやることである』 ルソー

与えられることが当たり前と思ってしまうと、
 与えられても幸せを感じることはできず、
 与えられないとガマンできないのではないでしょうか。

「甘やかすことは本人のためにならない」
 と考えることが「相手のため」になるのでしょう。

ここで、「子供」を「自分」に置き換えて考えてもよさそうです。
その際、「親」も「自分」です。
「自分を育てる」という(親のような)観点から
 考えられるようになれたらいいのではないでしょうか。


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