『時がすぎるのが早いか遅いか、
それに気づくこともないような
夢中の時は、人はとりわけ幸せなのである』
ツルゲーネフ
幸せのヒント 「夢中の時、人は幸せ」
何をやるかによって、時間が短く感じられたり長く感じられたりすることがあります。
『何が私に時間を短くさせるでしょう? 活動すること。
何が時間を耐えられないほど長くするでしょう? 無為に過ごすこと』 ゲーテ
『快楽と行動とは、時間を短く思わせる』 シェークスピア
何もせずに退屈な時間は長く感じられるのでしょう。
何かをやっているほうがまだ時がたつのは速いでしょう。
やることを楽しんだり、集中したり、夢中になれたりすると、もっと速く感じられるでしょう。
夢中の時、人は幸せなのです。
『人生は退屈すれば長く、充実すれば短い』 シラー
『人生は、幸せ者には短く、不幸せな者には長ったらしい』 ギリシャのことわざ
不幸な時間は長く感じられ、幸せな時間は短く感じられるのでしょう。
あなたが、もし、月日がたつのが速いと思うのなら、それは幸せの証しかもしれません。
人は、楽しい時や集中している時などには時間が短く感じられ、苦しい時やイヤイヤやっている時などには時間が長く感じられます。
楽しんで集中している“夢中の時”は、(自覚できないかもしれませんが)幸せな時間のはずです。夢中の時間は密度の高い時間とも言えるでしょう。
夢中になれる何かがある人は、それだけでもけっこう幸せなことだと思います。
自分の好きなもの(事・人・物)と深く関わったり、自分のやりたいことを存分にやったりすれば、夢中になって楽しめるでしょう。
自分がやりたいことがやれる幸せを感じられると、なおいいでしょう。
夢中になるということは、他のことを考えないということでもあります。
それによってイヤなことを忘れられるというのも幸せなことです。人間は同時に二つのことを考える(感じる)ことはできません。
不幸なことがあっても、夢中になれることがあれば、(一時的にでも)不幸を忘れられるのです。たとえば、人を幸せにすることで、自分の不幸を忘れられることもあるのです。
自分が夢中になれる何かが見つかるといいでしょう。そういうものとの出合いを求めて、いろんなところを探してみるのもいいでしょう。
夢中になれることに自分の夢や目標をもてると、なおいいでしょう。
自分の生活・人生の中に、夢中になれる幸せな時間を増やしていけるといいのではないでしょうか。
記事
「夢中になれるものがあればそれだけで幸せよ」(ダイヤモンド社)
「自分を不幸にしているものは何ですか?」(yolo)
「毎日を幸福に過ごす7つの習慣の1つ目が「運動」である理由」(ニューズウィーク日本版)