『あってもなくてもいいものは、
ないほうがいいんだなー』
武井哲應禅師
あってもなくてもいいものは、なくても困らない
それがなくなれば、それだけ身の回りがすっきりする
幸せのヒント 「ものを減らす」
『われわれ現代人は物質的にも精神的にも
あまりにも多くのものを持ち過ぎている。
持っているものが多過ぎて、自由さを失い、
息が詰まったような生き方になっている』 桜井章一
『ごちゃごちゃした生活は、人生でいちばん何がほしいのか、
必要なのかをわかりにくくさせてしまいます』 アーサー・カリンドロ
ものを持ち過ぎるのは、いいことではない。
『「あると便利なモノ」、それは、
じつは「なくても困らないモノ」』 やましたひでこ
『忘れていたものが出てきて、
「あら、これも使えそう」と思っても、
断ち切ることにしている。
忘れるということは心に残っていない。
自分の心の一端を占めるものではないのだから、
なくてもすむのだ』 下重暁子
なくてもいいものが、けっこうあるはず。
『人生には、持たなくてもいいものが
山のようにあります』 高橋龍太郎
『彼は捨てれば捨てるほど、
より多くのものを持つようになった』 ジョン・バニヤン
ものが減れば、持っているものの価値が増す。
「何かが増えれば幸せになれる」と、ふつうは考えるところ。
逆に、幸せになるために「何かを減らす」と、考えられることもあります。
たとえば、仕事を減らす、人づきあいを減らす、無駄なことをする時間を減らす・・・やることを減らすことで、時間やお金や労力や精神的エネルギーなどに余裕が生まれます。心の余裕が生まれることもあるでしょう。
その余裕を自分が幸せになれることにもっと使えるようになるといいでしょう。
イヤな時間・不快な時間・不幸な時間を減らすことで、幸せに暮らしやすくなることもあります。
たとえば、“くよくよ”“イライラ”する時間を減らす、悪い気分の時間を減らす、悩む時間を減らす、ケンカを減らす・・・。
また、幸せになる考え方を心がけることで、不幸になる考え方をする時間を減らせるといいでしょう。
余分なもの(事・人・物)を減らしていけば、大切なもの(事・人・物)が残ります。
“残った”自分にとって大切なものをもっと大切に生きられるようになるといいのではないでしょうか。
◇ more hint! 「捨てる・減らす」