『スローダウンしてゆっくり生きる』　名言から学ぶ幸せのヒント　テーマ別

　『人間だけが息つくひまなく動きまわり
　　忙しさとひきかえに大切なものをぽとぽとと落としてゆきます』　茨木のり子

　『このぼくたちの忙しさはいったいどうしたわけだ？
　　節約した時間で「時間もち」になるどころか、
　　ますます「時間貧乏」になっていくではないか』　辻信一

　『人々は、「急げば急ぐほど、ますます時間を失う」
　　という逆説に生きているのです』　エクナット・イーシュワラン

　忙しいのは幸せなことでもありますが、忙しすぎるのはよくないのでしょう。

　『一日のなかにあまりにもたくさんのことを詰めこみすぎると、
　　一日中遅れた感じをもって過ごさなければならないことを、
　　あなたは気がついているでしょうか』　エクナット・イーシュワラン

　『急ぐことに心配はつきものです。
　　なぜなら、急いでいる人は明瞭に考え、
　　きっぱりした決断を下す暇がないため、
　　結果を心配せざるをえないからです』　エクナット・イーシュワラン

　不安が焦りを生み、急いでしまうのでしょうが、急ぐことで不安を大きくしているのかもしれません。

　『「性急すぎる」人間はえてして
　　人生の取るに足らないことに忙しくかけずりまわりながら、それでいて、
　　できるだけ多くのことを成しとげるという
　　人生の大目標を果たさずに終わるものである』　ジョン・トッド

　『懸命に、そしてゆっくりと。
　　速く走るやつは転ぶ』　シェークスピア

　『急いては事を仕損ずる』

　『ゆっくり歩む者のほうが、
　　息長く遠いところまで進んでいける』　イタリアのことわざ

　『高い山ほどゆっくり登れ』　長沼毅

　『ゆっくり行くことを恐れるな。
　　立ちどまることだけを恐れよ』　中国のことわざ

　急ぎすぎたり焦ったりしていては、いい努力はできないのでしょう。
　また、長くは続かないのではないでしょうか。

　『物事にはスピードアップできないもの、
　　スピードアップしてはいけないものがある。
　　そういったものには成熟するまでの時間、
　　つまり、ゆるやかさが必要なのだ』　カール・オノレイ

　『ゆっくり　自分と付き合おう　ゆっくり　人と付き合おう
　　ゆっくり　夢に近づこう　ゆっくり　気持ちを伝えよう
　　じっくり　仕事をしよう　ゆっくり　趣味を楽しもう』　ドロシー・ロー・ノルト

　「ゆっくり」のほうががいいこともあるでしょう。

　『先のことばかりにあせって目をとらわれると、
　　今のことに気づかない』　デミー・ムーア

　『心をスローダウンさせて今やっていることに集中しないで、
　　何かを楽しむことなどできるでしょうか。どんなことでも、
　　質のいい仕事をすることなどできるでしょうか』　Ｅ・イーシュワラン

　今の生活を楽しめていないとしたら、それは、心の中が急ぎすぎているからかもしれません。

　『スピートを上げることだけが
　　人生のすべてではない』　マハトマ・ガンジー

　『一度だけの人生だ。
　　だから今この時だけを考えろ』　中村天風

　自分の人生を大切にするためには、今を大切にすることが大事なのでしょう。

　『いわゆる頭のいい人は、言わば足のはやい旅人のようなものである。
　　人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、
　　途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある
　　肝心なものを見落とす恐れがある』　寺田寅彦

　『「心のかよった世界」とは、
　　「感じること」を大事にする世界であり、
　　「心で感じる人」になるためには、
　　生きることを急いではいけないのです』　新井えり

　『時にはゆっくりと、道草でも食ってみればどうでしょう。
　　道草の途中には、きっと小さな幸せが落ちています。
　　それを自分の手で拾い集めていくこと』　河合隼雄

　『「ゆっくりいこう」は“贅沢な時間”に出合うコツ』　斎藤茂太

　心をちょっとスローダウンすることで今の生活を楽しむ余裕をもてるといいのでしょう。

　『人生はマラソンのような長距離競争である。
　　一気に駆け抜けようとすると落伍することになる。
　　急ぐべからず、焦るべからず』　大屋晋三

　『私たちは人生を競争ではなく、
　　一人ひとりが自分のペースで歩みつづける
　　ゆとりのある旅と見なすべきだ』　ジェリー・ミンチントン

　『人生の目的は、すべてをやりとげることではなく、
　　その一歩ずつの過程を愉しみながら、
　　愛情のある暮らしを送ることにある』　Ｒ・カールソン

　自分なりの幸せな人生を楽しみながら歩いていけたらいいのではないでしょうか。

　忙しく生きている人も多いような気がします。仕事に忙しい人、人づきあいに忙しい人、趣味や遊びに忙しい人、何かを学ぶのに忙しい人、・・・、生活に忙しい人。
　忙しくても、そういう生活を楽しめるのならいいと思います。でも、ぜんぜん楽しめないのはよくないのではないでしょうか。

　生活を楽しめない人は、心が急ぎすぎているのかもしれません。楽しむ心の余裕がないのかもしれません。単に、生活を楽しもうという意識がないのかもしれませんが。
　今の生き方をちょっとスローダウンすることで、幸せに（暮らせるように）なれるといいのではないでしょうか。

　時間やエネルギーに余裕がない人は、まずは無駄を見直し、無駄なことをやめられるといいでしょう。そのためには、何かをあきらめたほうがいいのかもしれません。
　勇気をだして立ち止まって、自分の生活や生き方を考え直し、何が大切かを判断できるといいでしょう。

　心が急ぎすぎている人は、エネルギーの無駄遣いを減らし、急いだ心をスローダウンできるといいでしょう（スローシンキング／シンプルマインド）。
　そして、「今の生活を楽しもう」という意識をもって努力すれば、今よりも生活を楽しめるようになれるでしょう。

　実際に、人生をスローダウンするためには、価値観の変更と、スローの犠牲と代償を覚悟する必要があるのではないかと思います。
　今の生き方をちょっとスローダウンすることで、自分のペースで生きられるようになるといいのではないでしょうか。

記事
「もっと幸せになるには：スローダウンしましょう」（ライフハッカー）
「慌ただしい日常に疲れたら「静寂」を見つけよう。不安と向き合い、幸福感を高める技法」（ライフハッカー）
「デンマーク流の心地いい暮らし方　「ヒュッゲ」とは？」（ライフハッカー）

本
『スローライフ入門』カール・オノレイ
『スローライフでいこう』エクナット・イーシュワラン
『「ゆっくり」でいいんだよ』辻信一
『急がない！』デイヴィッド・クンツ

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◇ more hint!　「急いだ心をスローダウンさせるための幸せになる考え方」

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