『仰いで天に愧じず』
孟子
「自分の心に少しも後ろ暗い所がない」
幸せのヒント 「幸福感と表現」
人から疑われた、人から非難された、人から白い目で見られた・・・このような場合、自分の心に何らやましい所がないのなら、何も気にすることはないのです。
『天知る、地知る、子知る、我知る
(なんぞ知るもの無しといわんや)』 楊震
自分が悪くないことは、天と自分が知っているのだから、それでいいのです。
人がどうするかは「(自分の問題ではなく、)相手の問題」です。
自分の心の中にやましい所があるのなら、人から何か言われても「しかたがない」と覚悟することです。
人に対して悪いことをしたのなら、潔く謝罪したほうがいいでしょう。
また、今後はしないように自らを改めることも大事でしょう。
天に愧(は)じないような生き方ができるといいでしょう。
たとえば、自分(に与えられたもの)を活かす生き方、人の役に立つ生き方、幸せな生き方、・・・少なくとも悪事をしない生き方。
そのためには、自分はこういう生き方をしようという方針を明確にし、それに沿って行動できるようになるといいでしょう。
『世の中の人は何とも云えばいへ
わがなすことは われのみぞ知る』 坂本龍馬
『汝は、汝の道をゆけ
そして人々にはその言うにまかせよ』 ダンテ
自分の生き方について、他人が否定的なことを言うかもしれません。
天に愧じることがないのなら、堂々と自分の道を行けばいいのではないでしょうか。