『人を愛する』　名言から学ぶ幸せのヒント　テーマ別

　『たいていの人は愛の問題を、「愛する」という問題、
　　愛する能力の問題としてではなく、「愛される」という問題として捉えている。
　　つまり、人びとにとって重要なのは、どうすれば愛されるか、
　　どうすれば愛される人間になれるか、ということなのだ』　エーリッヒ・フロム

　“愛”に関しては、「人から愛される」ことを主に考える人が多いようです。

　『幼稚な愛は「愛されているから愛する」という原則にしたがう。
　　成熟した愛は「愛するから愛される」という原則にしたがう』　エーリッヒ・フロム

　相手が愛してくれるから自分も愛する、というのは未熟な考え方なのでしょう。

　『愛されることは幸福ではなく、愛することこそ幸福だ』　ヘルマン・ヘッセ

　『私たちは人を愛するとき、人生の真の喜びを感じるものです。
　　愛ほど強く大きな幸福感は他にはありません』　ドロシー・ロー・ノルト

　愛の幸せは、人から愛されることよりも、自分が「人を愛する」ことで感じられるのではないでしょうか。

　『愛情には一つの法則しかない。
　　それは愛する人を幸福にすることだ』　スタンダール

　『愛は自分自身の愛する能力にもとづいて、
　　愛する人の成長と幸福を積極的に求めることである』　エーリッヒ・フロム

　自分が幸せになるための愛とは、愛する人を幸せにすることで自分が幸せになれるものです。

　『誰かを愛することは、
　　その人に幸福になってもらいたいと願うことである』　トマス・アクィナス

　『人の幸せを願うことは、単純ですが、
　　あなたの人生を変える考え方です』　マーシー・シャイモフ

　相手の幸せを願うことが、自分の幸せにつながるのです。

　『愛は行動を伴うもの』　マザー・テレサ

　『愛は行動なのよ。言葉だけではだめなの』　オードリー・ヘップバーン

　『愛は能動的な活動であり、受動的な感情ではない』　フロム

　相手の幸せを願い、それを叶える行動ができるといいのです。

　『「己れの如く　汝の隣を愛すべし」、と言うとき、
　　その中には、凡ての人は、己れ自身を愛するものである、
　　という前提がふくまれています』　キルケゴール

　自分（を愛するの）と同じように、相手を幸せにできればいいのです。

　『他人を幸福にするのは、香水をふりかけるようなものだ。
　　ふりかけるとき、自分にも数滴はかかる』　ユダヤの格言

　『人のために灯をともせば、自分の前も明るくなる』　日蓮

　愛する人を幸せにできれば、自分も幸せになれるのです。
　人を幸せにする方法はたくさんあり、そのチャンスもいっぱいあるはずです。
　また、自分が幸せにできる相手はたくさんいるはずです。

　『幸福になりたいのだったら、
　　人を喜ばすことを勉強したまえ』　プリオール

　『他者を幸福にすることが、一番確かな幸福である』　フレデリック・アミエル

　人を幸せにすることは、誰もが可能な幸せになる方法です。
　人を幸せにする（人を愛する）ことが自分の幸せと思える人は、幸せになりやすいでしょう。

記事
「究極の問い「愛される」or「愛する」…結局、幸せになれるのはどっち？」（PROLO）
「世界５６位　日本が幸福度ランキングで毎年惨敗する根本原因」（PRESIDENT Online）
「「人生が苦しい」と感じる人に共通する“他人への不理解”」（PHPオンライン衆知）

本
『愛するということ』フロム
『愛するヒント 生きるヒント』 レオ・バスカリア
『小さいことにくよくよするな！ 愛情編』リチャード＆クリスティーン・カールソン

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