『人を悪く言わない思わない』 名言から学ぶ幸せのヒント テーマ別

 『もし人の悪口を言うならば、
  自分に返ってくることを予期せよ』 プラウタス

 『自分がされて嫌なことは他人にするな』

 人の悪口は言わないほうがいいでしょう、自分のために。
 悪口を言われた人はそれを知ればイヤな思いをします。そのために、関係を悪くして自分もイヤな思いをすることは避けたほうがいいでしょう。相手が仕返しをし、争いになるかもしれません。

 『物言えば唇寒し秋の風』 松尾芭蕉

 『人を批判すると、溜飲がさがるかもしれぬが、
  溜飲だけでなく、自分の人格がさがる』 櫻木健古

 悪口を言ったあとは、後味が悪く、自分もイヤな思いをするでしょう。
 「人の悪口を言う人」と他の人から思われるのも、自分のためにはならないでしょう。
 その前に、自分が人間として「そういう(人の悪口を言う)自分になりたくない」のではないでしょうか。

 『よく調べもせずに、簡単に悪と決めてかかるのは、
  傲慢と怠惰のせいである』 ラ・ロシュフーコー

 『人を裁くことなかれ。しからば汝らも裁かれざらん』 新約聖書

 また、人を悪く決めつけないほうがいいでしょう。
 自分が知っているのは相手の一面だけであり、自分が知らない相手のいい面がきっとあるはずです。
 人のことを「悪い」と決めつけるのは、傲慢なのかもしれません。人を裁く権利なんて自分にはない、と考えたほうがよさそうです。

 『名人は人を謗らず』
  (一芸に秀でた人は、みだりに人の欠点や短所を批判したりはしない)

 『君子はおのれを省みる。人をそしる暇あらんや』 伊藤東涯

 人を悪く言うのは、人間として未熟な証拠。

 『人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし』 西郷隆盛

 『悪意をすてて、愛をとれ』 リンカーン

 たとえ相手に問題があったとしても、人をとがめたりしないで、自分の足りないところを見つけて改善できるといいのでしょう。
 さらには、相手に対する思いやりの心・の心をもって接することができるようになれたら、なおいいのではないでしょうか。

 人に対する自分の考え方は、人間関係に大きく影響します。
 人の悪い所ばかりを考えていたら、それだけ自分の中で相手は悪人になり、相手と接する際にイヤな感じを受けるでしょう。

 ふと人の悪い所を考えてイヤな気もちになった時には、「××な所もあるけど、○○な所もある」のように、相手のいい所も思い出せるようになるといいでしょう。

 人が自分にしたイヤなことをいつまでも考えていても、悪い気分が続くだけでしょう。
 相手との関係がさらに悪くなったように思われてきて、つきあうのがイヤになるのではないでしょうか。

 ついイヤな(人の)ことを思い出してしまった時には、「いっしょにいない時には、イヤな(ことをした)人のことを考えるはやめよう」と考えられるようになれるといいでしょう。

 人をばかにするような考えもやめたほうがいいでしょう。
 人を悪く考えることは、何かしらの形で(少なくとも、イヤな気もちになり)自分に返ってくるのではないでしょうか。
 反対に、もし関係を改善したい相手がいるのなら、相手を良く考えるように心がけてみるといいでしょう。

 人間関係でイヤな思いすることが多い人は、まず、自分の考え方を変えることを心がけてみてはどうでしょうか。

記事
他人の悪口を言ってしまう自分が嫌い。この気持ち、どうしたらいい?」(yolo)
悪口は不幸を引き寄せる“最凶の呪文”精神科医が分かりやすく解説」(オトナンサー)
誰かを傷つけてしまう自分とサヨナラ。心がけたいヨガの「アヒムサ」という教え」(yolo)

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