
『諸君が困難に会い、
どうしてよいか全くわからないときは、
いつでも机に向かって何かを書きつけるのがよい』
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)
幸せのヒント 「書きながら考えるメリット」
書くことで、問題を明確にすることができる
書いていく過程で、問題を整理することができる
読み返してみることで、少しは客観的に考え直すことができる
同じ考えだけを繰り返さずに(堂々巡りをせずに)すむ
書きながら考えるのはいい方法です。
何でも思いついたことを自由に書けばいいのだと思います。
ただ考えるよりも、落ちついて、客観的に、集中して考えることができます。
書きながら考える方法を身につけ、上達すれば、困った時にとても役に立つでしょう。
何かイヤなことがあった時に、そのことを書くのもいいことです。
こういうことがあってこういう気もちになった、こういうことをしてこうだった、・・・。
書いているときに何か気づけることがあるかもしれません。
とにかく書いておけば、あとで見直すことで得られることが多いと思います。時間がたてば、自分のことも比較的冷静に客観的に考えられます。
悩んだ時には紙に書いて考えることをおすすめします。
書いて考える方法は、多くの人が推奨・実践していることです。たとえば、斎藤茂太さん、池谷裕二さん、岡本浩一さん、ロビン・シャーマさん、野口健さん、松岡修造さん、中村俊輔さん、・・・。
はじめはちょっと大変かもしれませんが、毎日でなくても思いつた時だけでも書いてみてはいかがでしょうか。
また、ずっと続ける必要もないと思います(もちろん続けばいいのでしょうが)。「この期間だけでも」と一時的に書いてもいいと思います。
幸せになるためには、自分を育てる(幸せになる能力を向上させる)ことが大事だと思います。
そのために、「自省する時間をもつ」ことと「紙に書く」ことをおすすめします。
それによって、自分の感情・気分を知る、考え方を変える、行動を変えるためにきっと役立つでしょう。
あくまでも自分のために書くのです。人に見せるものではありません。自分を育て、幸せに(暮らせるように)なるために書くのです。
また書き残しておくことで、自己の成長を確認できるのではないでしょうか。あの頃に比べたら自分は進歩した、ときっと思えるでしょう。
◇ more hint! 「すごく悩んだ時には、紙に書いて考えてみよ」
「悩む・困難」に関する名言
『悩んでも悩まない』 松下幸之助
『なやみは つきねんだなあ 生きているんだもの』 相田みつを
『人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る』 ホイットマン
『一年もたてば、現在の悩みなど、くだらないものに』 サミュエル・ジョンソン