『人間は忘れるようにつくられているんです。
この「忘れる能力」というのは「救い」です』
瀬戸内寂聴 (作家・僧侶)
何事も(一時的に)忘れることはできる
不幸を忘れられるから、幸せでいられる
幸せのヒント 「忘れる」
『忘却なくして幸福はありえない』 アンドレ・モーロア
『幸福の鍵は、健康と健忘ね』 イングリッド・バーグマン
『誰もがたくさんもっている今の幸せに目を向けなさい。
誰もが少しはもっている過去の不幸は忘れなさい』
チャールズ・ディケンズ
『どうにもならないことは、
忘れることが幸福だ』 ドイツのことわざ
幸せになるためには「忘れる」ことも大事。
『よい記憶力はすばらしいが、
忘れる能力はいっそう偉大である』 エルバート・ハバード
『悪いことが起きても忘れる訓練をしておけ』 グラシアン
忘れる能力を養う。
『うんざりして気持ちを癒すには、
ウイスキーを一杯やって忘れようとするより、
仕事に打ち込んで一生懸命になるほうがよほど効果的である』
ウィリアム・ジェームズ
『悩み事は、散歩して忘れるのが一番だ。
まあちょっと外へ出てみたまえ。
ほら、悩み事なんか、翼が生えて飛んでいってしまう』
デール・カーネギー
『いやなこと、 つらいことは、忘れるに限る。
新しいところへ転身すればいい』 外山滋比古
『他人のためにささやかな幸福を生み出すように努力することによって、
自分自身の不幸を忘れよう』 デール・カーネギー
自分なりのイヤなことを忘れられる方法を身につければいい。
忘れたほうがいいこともあるでしょう。
過去のイヤな出来事、イヤな人のこと・・・。
「忘れよう」と思っても、忘れられるものではありません(返って、逆効果)。「忘れられない」と悩み苦しむのは、心の傷を自分でつっついているからかもしれません。
「忘れられなくてもいい」と考え、「こんなことを考えるより、○○しよう」のように心を切り替えられればいいのです。
それができるようになると、自然と忘れていくのではないかと思います。
イヤなことを忘れる(考えない)ために、何かをやるというのも一つの方法です。
たとえば、新しいことを始める、他人に興味を持つ、人を幸せにすること、愛、・・・。
集中できることや没頭できることや夢中になれることだと、よりいいでしょう。
やるべきことがある時には、「今だけは」と今やることに集中するように心がければいいのです。
『人間は忘れるようにつくられているんです。
この「忘れる能力」というのは「救い」です』 瀬戸内寂聴
“忘れる”というのは、人間がもっているとても優れた能力の一つだと思います。
記憶のどこかに残っていても、忘れて生活することができます。ここで「忘れる」とは、思い出そうと意識すれば思い出せるが、ふだんの生活では頭に浮かばなくなることも含まれます。要するに、生活に重大な支障がなければいいのです。
(現在抱えている問題も含めて)不幸を忘れることによって、幸せに暮らせるようになるといいのではないでしょうか。
記事
「人生の8割は忘れていいこと。医師・鎌田實が実践する、一番幸せな60代を迎えるための「忘れる」習慣とは?」(幻冬舎plus)
「忘れるべきこと、忘れてはいけないこと」(クリスチャントゥデイ)
本
『老人力』赤瀬川原平
◇ more hint! 「忘れられない」
◇ more hint! 「新しいことを始めよう〜過ぎたことを忘れるために〜」
◇ more hint! 「人を幸せにすることで、自分の不幸を忘れよう」